パラサイト[半地下の家族]アカデミー賞授賞式で英語スピーチした女性は誰?
パラサイト[半地下の家族]アカデミー作品賞を受賞されたときに、ステージで英語スピーチした女性がいましたよね。
ボン・ジュノ監督のヘアースタイルを「クレイジーヘアー」と言ってるのは、聞き取れましたよ😉
また、もうひとり嬉しそうに誰よりも早くステージに上がって挨拶をした女性がいました。
これはアカデミー賞作品賞を受賞するのは監督ではなく、作品のプロデューサーだからです。
スピーチではまず、ポンジュノ監督ではありませんでした。
プロデューサーのクァク・シネがはじめに挨拶をし、お礼を述べました。
お二人はどんな方なのかご紹介します。
イ・ミギョンさんCJグループ(パラサイトの制作と配給を手掛けた会社)の副会長
サムスン創業者のお孫さん。
CJグループ(パラサイトの製作と配給を手掛けた会社)の会長は実の弟。
韓国文化界では多大な影響力を持っている。
保守政権下で「左派より」として圧力を受け、ハワイに移住している。
かつてハリウッド向けに製作された同じポン・ジュノ監督による映画「スノーピアサー」の制作費約44億円も全額、CJグループが出資している。
44億円(@ ̄□ ̄@;)!!
韓国文化の世界進出のためには投資と労力を惜しまず、特に韓国映画のアカデミー賞受賞は悲願だった。
「パラサイト」のプロモーションに同行。
抜群の英語力を駆使してたくさんのハリウッド関係者に気兼ねなく会い「パラサイト」を積極的にPR。
ハリウッドの関係者もミギョンさんの映画作品を見る、知識と見解、存在に一目置いているそうだ。
あ~~~~だから授賞式の時、ミギョンさんの話が途中で終わりそうだったときに、客席からブーイングがおきたのね。
2019年のカンヌ映画祭にて、世間に姿を現したのは10年ぶりだったそう。
アカデミー授賞式でのスピーチはこちら。
私はボン・ジュノ監督のすべてが好きだ。
本当に感謝している。
彼のユーモア感覚を尊敬する。
「パラサイト」を愛し、応援し、サポートしてくださったすべての人に感謝申し上げる。
ミギョン副会長は、アカデミー授賞式のために具体的なキャンペーン戦略を打ち出して心血を注いだという。
その額100億ウォン(約9億2800万円)。
これに加えて、作品のあっと驚く衝撃と面白さやアーティスティックさも融合して受賞へと導かれたんでしょう。
いくら大金を出したとしても、肝心の作品が良くなければ賞を獲得することはできないはずです。
世界の映画ファンが納得しない。
イ・ミギョンさんは、「パラサイト」の責任プロデューサー(CP)として、名を連ねています。
この聞きなれないCPとは、簡単にいうと投資者という意味だそう。
投資者がアカデミーの授賞式に前面に出てきたことを、批判する声も出てきてるそうだ。
わたしは、書いていてせっかくのアカデミー賞がお金で買ったように思われたら嫌だなーと思いました。
いつの世も,いいことと悪いことは背中合わせだ。
クァク・シネ代表(制作会社バルンソンE&A)がもう一人の女性
クァク・シネ(52)は、アカデミー賞92年の歴史上初めて作品賞を受賞したアジアの女性プロデューサーになった。
これはすごいことですねー。
快挙だったんです。
アカデミー授賞式でのスピーチはこちら
意味のある、象徴的な、時宜にかなった歴史が打ち立てられた
時宜(じぎ)➡ 時機が適していること
ちょっと、難しいですね。
クァク代表によるポン監督評
相手が最善の作業を行うことができるようガイドラインを示してくれる監督
◇お兄さんがクァク・キョンテク監督
映画ハッピーエンド(1999)とミューズ(2012)でよく知られているそうです。
★どちらも女性ということがアカデミー授賞式を見ててびっくりしたこと。
韓国、お金の使い方(大金)も映画を好きな気持ちも上だなーとおもいました。
日本ではプロデューサーも投資者も女性はちょっと思いつかない~~~。