爆弾低気圧ってなんだろう?北海道中標津あの日の天気図掲載
2013年3月北海道中標津で起きた悲劇はこうでした
その日の夜、道東地方を襲った爆弾低気圧による視界の見えない猛烈な吹雪。
爆弾低気圧とは
急速に発達し、熱帯低気圧並みの風雨をもたらす温帯低気圧の通称。
英語の呼称bomb cycloneを直訳した「爆弾低気圧」という名称が、マスコミ等で広く使われる。
日本では「爆弾」という表現に抵抗があることなどから、気象庁は「急速に発達する低気圧」と表現し、これを気象用語として用いている。
温帯低気圧は暖気と寒気の温度差をエネルギーとして発達します。
このため、日本付近での温度差が大きくなりやすい、晩秋から初冬、晩冬から初春の時期に現れやすくなります。
道東では証してこれを「彼岸荒れ」と言って、お彼岸が近いと現れるこの天気を、恐れています。
の記事になります。2013年3月2日の天気図ではありませんが、カラーがなかったので参考に貼らせていただきました。
★あの日は窓から外を見ようとしても景色を見ることができない。
というのは、窓に雪がべったりと貼りつき(猛吹雪で)真っ白で外が見えないんです。
これは外に出たら死ぬなーーと思ってました。
【平成25年3月2日から3日にかけての天気図】
(観測史上最大)
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中心部は晴天域だった ⇒ これが恐ろしい
天気回復したじゃん!と誤解し、外出してしまう。
一夜開けると、惨劇のニュースが飛び込んできました。
母子4人を襲った悲劇、雪に埋もれた車中で全員死亡
北海道に道東に住む者として思ったことは
●車の中には必ずスコップや毛布などを入れておく。
●不要な外出をしない。
●帰れなくなったら無理をして帰ろうとしないでお金がかかってもいいからホテルなどに泊る。
●やむを得ず、雪山に埋まってしまったら、排気ガスのところは必ず通り道をつくる。
●これは命を守るため超大切なことで、細心の注意で埋まらないように何度も確認する。
●そして救助を待つ
亡くなった方が残してくれた教訓は無駄にしてはいけない。