カタリン・カリコ(ノーベル医学賞)夫とプロフは?娘はオリンピック金メダリスト!
カタリン・カリコさんは68歳
2023年にドリュー・ワイスマンペンシルベニア大学教授とともにノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
その理由は私たちを約4年間、混乱と恐怖におとしいれたコロナパンデミックからの救出です。
カリコさんのmRNA 研究はコロナワクチン(ファイザー/BioNTech とモデルナ)の成功への道を開くのに役立ったのです。
RNAとは??
DNAは私たちは、良く知ってますよね。
遺伝に深く関わり、核の中で情報の蓄積・保存をする事を主とします。
RNAの役割は情報の一時的な処理 を担うこと。
そして、DNA と比べて必要に応じて合成・分解される頻度は多い核酸だそう。
カタリン・カリコさんのプロフィールをご紹介しますね。
カタリン・カリコさんハンガリー生まれの68歳!父は肉屋さんでした
◇1955年ハンガリー生まれ
◇父親は精肉業、母親は事務員
◇子供の頃から、動物の中には何が入っているのか、と興味津々
◇鶏の産卵にはエキサイティング!
◇ハンガリーのセゲド大学で、国の奨学金を得ながら、mRNA研究の臨床応用へと 研究者生活を送っていた。
◇1985年30歳のとき、ハンガリー人民共和国政府からRNA研究費手当がなくなり失業
◇欧米各地の教授に求職の手紙を書き、アメリカ東部にあるテンプル大学で「博士研究員」枠としての受け入れが認められた
◇ハンガリーは当時の日本の約2万円以上の現金を国外に持ち出すことを禁じていた。
そのため、2歳の娘が持っていたテディベアの中に闇市で両替した900ポンドを隠して出国。
アメリカには親戚もおらず頼れる者がいないために最初の給与が出る30日後まで、この時の資金約16万で生活したそうです。
◇アメリカでゼロからのスタートとなったため、エンジニアの夫は清掃職についた。
夫は研究職への理解と支えをしてくれるタイプでした。
◇渡米4年後にテンプル大学の上司から、強制送還か退職かを強制されています。
理由は上司の研究者としての嫉妬から。
カリコさんへ著名な医学部のある難関ジョンズ・ホプキンス大学から仕事のオファーが舞い込んだから。
◇以降、降格と減給を受け入れた上に研究を続けるかどうかの選択を何度も迫られています。
それほど、mRNA研究は時間を無駄にしていると感じられていたよう。
◇1988年、HIVのワクチン開発の研究をしていた免疫学者ドリュー・ワイスマン教授と知り合う。
2005年にはRNAワクチンの開発につながる革新的な研究成果を発表したが注目されず
◇2008年頃に、やっとmRNAが医療への応用の道を確実にした、と評価されるようになる
◇2023年ノーベル生理学医学賞を受賞
当然だと思います。
新型コロナのワクチンが開発できたことは人類にとっての大きな貢献でした。
◇ちなみに、Moderna(モデルナ) は「改変(mode) RNA」にちなんで名付けられたそう。
なるほどでした。
カリコさんの娘はボート競技でオリンピック金メダリスト!
2012年、ロンドンオリンピックにて
娘さんスーザン・フランシアさんとご主人と。
2008年のオリンピックでも金メダルを受賞しています
カリコさんの信念を貫いた半生が出版されます
「カタリン・カリコの物語はインスピレーションです。
科学、革新、粘り強さが世界を変えることができるかどうかを疑ったことがある人は、この本を読むべきです。
ビル・ゲイツ
まぎれもなく、コロナから世界の人々を救ったとおもいますね。