エフピコ(食品トレー製造会社)の容器の工夫がすごい!カンブリア宮殿2020年7月9日
7月9日「カンブリア宮殿」に食品トレーのナンバーワン会社「エフピコ」が紹介されます。
当日の内容は
✨アフターコロナの商機をつかむ。
✨変革の時代に立ち向かう挑戦者たち。
「エフピコ」はどのような会社なのでしょうか。
ご紹介します!
エフピコ(食品トレー製造会社)の急成長の理由は?
食品トレー最大手のエフピコは2020年3月決算で、営業利益が前の期比11%増の155億円となり、過去最高となった。
売上高も3%増の1863億円で10期連続で増収。
純利益は9%増の107億円だった。
理由➡
・2月ごろから新型コロナウイルスの感染拡大による「巣ごもり」消費が活発
・内食・中食への移行が一気に加速
👇
・このことにより、エフピコの容器需要が拡大した。
・食べ物の「出前館」による出前やお持ち帰り(テークアウト)による需要が増えた
エフピコの容器にはどのような工夫がある?
★特に注文が増えているのが密着できるタイプの容器
・ふたを閉めるとカチッと音がして、閉まったことを確認する必要がない。
・ふたを被せて押さえるだけでよい
・輪ゴムもテープで止める手間も省け作業効率も上がることからスーパーなどの引き合いが多い。
容器の底に工夫があり、筋状になっている。
この筋は余分な脂が筋を通って流れるため、からっとした状態を保てる。
油を吸収するシートも必要なく、コストも敷く手間もいらない。
👇
エフピコと出前館の共同開発した容器はどんなの?
新型コロナウイルス感染防止のため、楽しみの外食ができなくなり、デリバリーの需要が増しました。
これは、飲食店さんをも助けることに、なりますよね。
エフピコはフードデリバリー需要に対応した容器事業を強化しました。
飲食店からの宅配を代行する出前館と共同開発した専用容器はどんなのでしょうか?
麺類は汁に入れると、配達してる間に伸びてしまうから工夫が必要です。
「エフピコ」と「出前館」の共同開発品
このように、汁と麺が別れて、しかも一緒に持ち帰ることができます。
👇
配達時間を約20分と仮定、新容器のスープ温度が80度前後に保たれ、これまで以上にスープはアツアツ、麺もつるつるでほぐれやすい状態で届けることができます。
(スープの蒸気が穴を通って上の麺トレーに行き渡り麺を乾燥させない)
エフピコの社長佐藤守正さんプロフィール
◇設立:1962年(昭和37年)7月24日
詳しくは創業者、小松康弘さんのことと一緒に後述しています。
◇代表取締役社長: 佐藤 守正
★佐藤守正社長のプロフィール
1959年6月2日生まれ
1983年4月 三井物産㈱入社
1998年6月 当社非常勤取締役
1999年3月 三井物産㈱退社
1999年4月 エフピコ取締役経営戦略室室長
1999年6月 常務取締役経営戦略本部本部長
2000年6月 専務取締役経営戦略本部本部長
2001年6月 代表取締役副社長兼経営戦略本部本部長兼総務人事本部・経理財務本部・SCM本部管掌
2009年6月 代表取締役社長(現任)
2017年6月 エフピコ商事㈱代表取締役会長(現任)エフピコチューパ㈱代表取締役会長(現任)
エフピコ創業者の小松安広さんは2010年4月26日にカンブリア宮殿出演!
(壁に忍の文字)
2010年、出演時のエフピコは60%と日本一のシェアを誇り、1枚たった3円~50円のトレーを売りまくり、年商1200億円を叩き出していました。
(2020年のシェアは30%と紹介されています)
創業者の小松安広さんはこう言っていました。
「世の中、いいことなんか起こりはしない」
👆
御出演10年後のコロナ禍の今が、まさにそうですよねー。
数々の危機に襲われ、生き残ってきた創業者小松泰弘会長がが行きついた「ネガティブ経営術」。
この経営術に、不況に負けない会社づくりのヒントがあったんです。
感動します~。
(平成29年5月23日にお亡くなりになりました)
株式会社「エフピコ」の歴史
◇スーパーマーケット、食料品店などで使用されるトレーの製造・販売を専業とするメーカー「福山パール紙工株式会社」を1962年設立。
◇1981年には初めてカラートレーを製品化した。
(刺身トレーやお寿司トレーなどでお世話になっています)
◇1989年に株式会社エフピコに社名を変更した。
◇登録商標でもある「エコトレー」は、回収したトレーから精製したペレットから作られ、販売されている。
◇使用済みペットボトルから精製した「エコAPET」の製造も行う。
◇障害者雇用にも力を入れている。
◇従業員数:885名(エフピコグループ: 4,484名)
◇福山本社:〒721-8607
広島県福山市曙町1-13-15
TEL : 084-953-1145
◇東京本社:〒163-6036
東京都新宿区西新宿6-8-1 新宿オークタワー(総合受付36階)
TEL : 03-5320-0717