ノーベル平和賞2020年候補者は誰だった?グレタさん他を調べてみた
ノーベル平和賞2020年が10月9日、発表されました。
国連(UN)の世界食糧計画(WFP)に授与とのこと。
WFPのトムソン・フィリ報道官は次のように、述べました。
ことしの授賞によって、飢餓に苦しんだり、その脅威にさらされたりしている何百万もの人たちに世界中の目が向いてほしい。
★イギリスのブックメーカーの予想では一番人気はグレタさんでした!
グレタさんの笑顔も見てみたかったな。
それでは、ほかに誰がノミネートされてるのか、ブックメーカーの人気を調べてみました。
ノーベル平和賞2020年は誰がノミネート?イギリスの老舗ブックメーカー予想
イギリスは紳士淑女の国のイメージですが、賭け事が大好きなんですね。
なんでも、賭けて楽しんでるようです。
老舗のブックメーカー「ウィリアムヒル」がノーベル平和賞をどんな風に予想してるのかな?
予想は外れましたが、興味深いものがありました。
一番人気はグレタ・トゥンベリ 4.5倍
大規模な気候変動ストライキを先導。
大手航空会社にカーボン・フットプリント(企業活動による二酸化炭素(CO2)などの排出量)を減らすよう求めた。
👆2020年はグレタさんが希望したわけではないけれど、コロナの影響で飛行機が飛べない世界になりました。
2番人気Loujain al-Hathloul(ルジャイン・アル・ハスルール )で6倍
Loujain al-Hathloul(ルジャイン・アル・ハス)のことは、ご存知の方は、いらしゃいますか?
私は、ぜんぜん知らない方でした。
◇1989年7月31日 生まれ(2020年現在31歳)
◇サウジアラビアにおける女性の権利の拡大を求める運動家。
◇ソーシャルメディア上で影響力を持ち、2018年現在は刑務所にいる。
◇ルジャインはサウジアラビアにおける女性の車の運転を禁じる法律を公然と無視する行為により何度か逮捕と釈放を繰り返した。
◇2018年5月には、他の女性の権利の拡大を求める運動家数人と共に、王国秩序を乱した罪(未遂)により再逮捕された。
◇ルジャインの夫は、サウジアラビア人のコメディアン、ファハド・アル=ブタイリーであるが、彼もまた2018年3月に逮捕され、サウジアラビアの刑務所にいるそうです。
気持ちが暗くなる事実でした。
サウジアラビアでは、女性が車を運転すると、投獄されるんですね。
こういう方が、ノーベル平和賞を獲得できたらいいですよね。
3番人気はWHOで6倍
事務局長(Director-General)現職は、テドロス・アダノム博士(エチオピア)。
2017年5月のWHO総会における選挙で当選し、2017年7月に第8代事務局長として就任。
元エチオピア外務大臣。
今年は、テドロス・アダノム博士をよく、テレビでお見掛けしましたね。
4番人気はジャシンダ・アーダーン(ニュージーランド首相)9倍
チコちゃんから、教えてもらった。
アーダーン首相がノーベル平和賞の候補として注目されるようになったきっかけは、去年3月、南部クライストチャーチでイスラム教のモスクが過激な白人至上主義の思想を持つ男に銃撃され、51人が死亡した事件です。
事件が発生した直後、アーダーン首相は遺族と面会した際、スカーフで髪を覆ってイスラム社会への敬意を示し、信者の安全の確保と信仰の自由を守ることを約束。さらに、宗教や民族の違いを超えた連帯を国民に呼びかけ、国内外から高く評価されました。
コロナ対策が評価されたんだろうと、思っていたから驚きました。
そういえば、こんな悲惨な事件があったな、と記憶が蘇る。
NHKシドニー支局長 青木緑さんからも、教えてもらいました。
アーダーン首相は、新型コロナウイルスへの対応においても、早い段階から入国規制の強化や外出制限などの厳しい措置に踏み切り、感染の抑え込みに一定の成果をあげたとして世界から注目されました。
また、トランプ大統領も候補になっていて、倍率は16倍でした。
Loujain al-Hathloul(ルジャイン・アル・ハス)さんのことは、ショックでした。
もっと広く、知られても良いことだと思いました。