小野薬品の[ONO5334]はどんな薬?論文で新型コロナ治療薬に有望と発表!
米国のチームが開発中や既存の薬約1万2千種類について、調べたました。
新型コロナ感染症の治療に役立つかどうかを。
その結果、3種類が有望となりました。
そのうちの一つが、日本の薬品でした。
その論文を7月24日、英科学誌ネイチャーで発表したそうです。
とても気になる事ですよね。
今時点で、わかることをご紹介します。
小野薬品の新型コロナ治療に有望な薬はカテプシンK阻害剤ONO-5334
この薬品は2013年に小野薬品工業(大阪)が骨粗しょう症治療のために開発しましたが、実用化を中止しています。
2013年とまだ7年前の薬品になります。
この薬品は第30回メディシナルケミストリーシンポジウムで優秀賞を受賞しています。
第30回メディシナルケミストリーシンポジウム
日時:平成24年 11月 28 日(水)~30 日(金)
場所:タワーホール船堀
実行委員長:石原雄二(武田薬品工業)
開発されたのは、小野薬品の今川昭さん、大元和之さんです。
私は読んでもチンプンカンプンでしたが、わかる方、興味のある方もいらっしゃると思いますので、分割して貼りました。
小野薬品のカテプシンK阻害剤ONO-5334はどんな薬?
★人のiPS細胞からつくった肺の培養細胞をウイルスに感染させる実験の結果は?
「ONO5334」を投与した場合に感染細胞数が72%減ったそうです。
日本では、期待していたアビガンの評価がいまひとつになってしまいました。
大村智博士のイベルメクチンもその後の話は聞きません。
だからといって、薬品を開発した方への尊敬の念が消えたりはしませんよね。
「ONO-5334」のこれからを応援!!
ある病気に使われる薬を別の病気の治療に用いることをdrug repositioningと呼びます。
ONO-5334は骨吸収に関わるカテプシンKという物質を阻害し、骨粗鬆症薬として開発されました。
このカテプシンKが、ウイルスが増幅する過程にも必要な因子だと判明したのです。https://t.co/UBN5aak2HR
— Yuji Yamada/山田 悠史 (@YujiY0402) July 25, 2020
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